2歳後半から3歳ごろになると、ものの名前や用途、簡単な生活上のルールがわかってくるようになります。
ものの名前や用途がわかれば、人と共通の言葉を使ってやり取りできるようになります。
また、生活上のルールがわかれば、そのルールに沿って人と一緒に行動していくようになります。
つまり、この時期は社会性の基礎が育ってくる時期だといえます。
普段の生活からも少しずつ社会性は育っていくのですが、幼児期は遊びを通して学ぶことがとても多く、特に「ごっこ遊び」は、コミュニケーションパターンや簡単なルールを学ぶのに役立つ遊びの一つです。
「ごっこ遊び」では、そこにないものも想像しながら遊ぶので、想像力が育つのはもちろんですが、
様々な役割を演じる中で、多くのことを学び、体感できます。
たとえば、お店屋さんごっこでは、店員とお客さんの立場の違いや、立場が違えば使う言葉が違うこと、物を買う時にはお金を渡すことなどがわかります。
電車ごっこでは、電車に乗るときのルールがわかるようになりますし、順番を待つことを覚えます。
おままごとでは、料理をする時に必要な道具の名前がわかったり、「○○が食べたいな」という相手の要求に応えることを経験したりします。
言葉遣いやお金の種類、一般的なルールや物の使い方を知識として知るだけなら、絵本やTVでもある程度は学ぶことができるでしょう。
でも、「ごっこ遊び」の良いところは、実際に役割を演じながら出来事を体感できるというところです。
子どもはやり取りをする中で、相手の反応に合わせて、自分の行動や発言を試行錯誤していきます。
それが、色々な人と色々な役割をこなしながら過ごすという社会性を育むことになるでしょう。
「ごっこ遊び」は、参加人数が多いと役割が多様になり、より多くのシチュエーションを経験できるという側面もあります。
ペチャットを使うと、いつもの親子に加え、もう1人役割を増やすこともできるので、ごっこ遊びの幅がぐっと広がります。
ペチャットには、「おままごと」をはじめ「お医者さんごっこ」「お店屋さんごっこ」「電車ごっこ」の4つのごっこ遊びにまつわるカテゴリーがあります。
たとえば、
「次のかた、どうぞ」「あのね、お腹がいたいの」
「白線の内側にお下がりください」「お弁当とお茶買おう」
など、役割を交代できるように立場を変えたセリフも用意しています。
ぜひペチャットを使って「ごっこ遊び」を試してみてくださいね。