ペチャットひろば

子育てとペチャット

このコラムでは、毎日の子育てでペチャットを上手に使う方法の
ヒントを家族心理学の専門家に伺いました。

なにげない親子の会話を、
ペチャットから。

毎日親子だけでお話していると、なんだかいつも同じような会話ばかりになってないでしょうか。
けれど、日々のなにげない会話は、誰にとってもとても大切です。
今回はそんな、家族間での「なにげない会話」について、家族心理学の専門家の森川先生にお話を伺いました。

毎日の小さな会話の積み重ねが、
子どもの安心になる。

子どもにも親にも、会話の多い状態は良い効果を生み出します。
なぜなら、会話が多い分だけ、「相手は自分に関わろうとしてくれている」と感じることができるからです。
人はひとりでは生きていけない生物なので、誰かと関わっているという感覚を持てることは、とても安心できる状態を作ります。
例えば、何日も誰とも会話がない状態を想像してみてください。少し不安な、そわそわする感じがすると思いませんか?

――そうですよね。誰とも話さないと、なんだか元気がなくなりますよね。
ですが、忙しい毎日の中では、なかなかそこまでゆっくり時間を取れない方も多いのではないでしょうか?

そうですね、ママ・パパの毎日は、やることが多くてとっても忙しいですもんね。
でも会話といっても、そんな深い話や特別な話をする必要はありません。あいさつや、ちょっとした質問、ひとことの声がけのような簡単なものでいいんです。

繰り返しになりますが、まずはお互いに「あなたに関心がありますよ」と伝えることが大事だからです。
あいさつをして、それに対して相手が返します。これで「関心がある」「関わろうとしている」というサインとしてはまずは十分です。

ペチャットを使って
楽しい会話のきっかけ作りに。

――なるほど、ちょっとした声がけでいいんですね。それくらいならできそうですね。
ただ、お子さまとの会話が、いつも同じような内容になってしまうというお悩みも聞きます。

そこで、ペチャットをその小さな会話の「きっかけ作り」に使うのはどうでしょうか?
複雑で深い会話は大人同士でもなかなか難しいですが、少しの声がけや話題作りなら、ペチャットを使って簡単に試せます。
普段のコミュニケーションに加えて、ぺチャットから会話をスタートさせるのです。

たとえば、「明日はママ・パパの誕生日だよ」「今日は保育園で頑張ったんだよね」など、記念日や出来事をペチャットに言わせてみましょう。
子どもから話しかけてきたり、いつもと違った会話になったり、会話の頻度を増やしたりすることができるかもしれません。

――第三者的な新しい立場としてペチャットが会話に加わることで、会話の流れが変わったり、子どもからいつもと違った反応が出てきそうですね。
それに、ペチャットには様々な声がけが入っていますので、今日はなんて話しかけようかな?など、いつもは言わないようなセリフを選んでみるのも楽しそうです。

ぺチャットが「もう一人の家族」になることで、“ママ・パパと子ども”という形から会話の構造そのものが変わるので、いつも話しているような何気ない内容でも、変化が期待できます。
そして、トーンやセリフもママ・パパのものとは違うので、声がけのバリエーションを出すのに使えますね。
そうして、会話の機会が増えたり、今までの会話では見られなかった新鮮な子どもの反応を見れたりするかもしれません。
ぜひ会話のきっかけ作りに、ペチャットを活用してみてくださいね。

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監修

本記事は、心理学をベースに、人と人のコミュニケーションの設計と適切な関わり方を提案する会社Sollationに所属の、専門家の先生方に監修いただきました。

  • 椎野睦

    椎野睦

    産業能率大学
    情報マネジメント学部
    准教授博士(心理学)

  • 戸田さやか

    戸田さやか

    臨床心理士
    心理療法の中でも
    ブリーフセラピーを
    得意とする

  • 森川友晴

    森川友晴

    日本ブリーフセラピー協会
    千葉支部長本部トレーナー
    中学校、高校の
    スクールカウンセラー

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